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教育環境の整備
那珂川町の教育環境について、少し乱暴な提案をしてみたい。
なぜ「乱暴な提案」をあえてするかというと、理由は2つある。ひとつは、教育こそが那珂川町の将来を輝くものにすると思うからだ。
とても気の長い話だが、各方面に那珂川町出身の優秀な人材を送り届けることができれば、それはいつか那珂川町の発展に結びつくだろう。また、この町に残って暮らして、住みよい美しい町を維持するために活動する人もでるだろう。そうでなくても、各界のトップを担う人の心の中に「ふるさと那珂川町」があるのなら、それだけでもすばらしいと思う。
もうひとつは、十分な教育の場がないと、それを理由に町を離れる人が多くなるからだ。逆に、他所にはない魅力的な教育環境が整っていれば、それを目当てに移り住んでくるひともでるだろう。過疎化の歯止めになる可能性がある。
さて、乱暴な提案の内容というのは、「町内にあるすべての学校(小学校、中学校、高等学校)の統合」というものだ。さらに保育園・幼稚園も加えても良いかもしれない。そのための前提条件が必要だが、それは後ほどふれることにしよう。
● 規模が小さいと多彩な教育はできない。
たとえば、1学年が数人程度の規模では、競争ができない。これは競争が良いと言っているのではない。子供によって、競争に向く子と、向かない子がいるだろう。また教える内容によって、競争をさせた方が良いものと、のんびり自分のスタイルで伸ばした方が良いものがあるだろう。そのうちの片方しかできないということだ。
● 規模が小さいと十分な設備が用意できない。
小さい規模ではどうしても、最小限の設備で我慢することになるだろう。たまにしか使わない設備や特殊な設備は後回しにされてしまう。一般的な、何処にでもある設備で教えるのは、一般的な何処にでもある内容となりがちだ。教える側の工夫でできることには限界がある。特別な能力を持っていると分かっても、それを伸ばすような教育の多くは難しくなってしまう。
もちろん、マンモス教育(死語?)をしろと言っているのではない。個性を伸ばすために、必要十分な規模の教育環境を整備しようという提案だ。それぞれの個性を伸ばすには、その伸ばす個性に見合うだけの多彩な受け入れ環境が必要だ。設備ももちろんだが、人材も必要だろう。小さな規模では、たまたま偶然に受け入れることのできる才能や個性しか伸ばすことができない。すこしでも多くの種類の個性を受け入れるために、規模の拡大が必要と考える。
● 前提条件は「完全スクールバス」
合併で町はずいぶん大きくなったが、幸いにして、町のはずれからでも、中心部まで車で約30分だ。この規模なら町でもつ学校はひとつでよいだろう。また、(数字の裏付けをとっているわけではないが)ひとつしか持てないだろう。 とはいっても、車で30分の距離を歩いたり自転車で通学するのは無理だ。別項(町営バス無料化の提案)でも書いたが、完全スクールバスにするのが良いだろう。100%のスクールバスは、私立の幼稚園や保育園では普通におこなわれていることだ。実施がそれほど難しいとは思えない。小中高が同じ場所にあれば、一緒のスクールバスでよいので、複数の便を出すことができるのではないだろうか。
(追加メモ) 私の頭の中には「合併債は、集中投入すべき。教育がもっとも効果が高い。」というイメージがあるのですが、内容が大きすぎてまとめきれなかったので、参考資料として以下の2点を上げておきます。
参考1 文部科学省「義務教育の構造改革」 http://www.mext.go.jp/a_menu/gimukyou/index.htm
参考2 米国アリゾナ州のエンパイア高校では、紙の教科書を全く使わずに、生徒ひとりに1台ずつノートPCを支給して授業を行っているそうだ。教科書会社が提供するデジタル形式の教材を校内の無線ネットワークを通じてダウンロードして利用する。宿題の提出もオンラインでおこなう。この高校は、そもそも紙の教科書を使わない教育をおこなうことを前提として設立されたということだ。 (出所)NEC提供のWisdom News No.37(2005/9/5) http://www.blwisdom.com/wnews/050905.html
---- 2006/1/15
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