霧ヶ岳そば道場

(おことわり) 筆者は「そば通」ではありません。素人の感想としてお読みください。

9月15日(木)。曇り。ときどき雨がぱらついている。この2〜3日でだいぶ涼しくなった。ちょうど昼どきだ。

最初は「ゆりがね」食堂に向かった。「ばとう そば マップ」(道の駅ばとうで配布しているもの)によれば、町営温泉「ゆりがねの湯」に併設している食堂だ。「清流那珂川をながめながら手打ちそばが味わえる」と書かれている。

到着すると、どこにもそれらしいものがない。駐車場の入り口に「町営ゆりがね食堂」の看板はある。また「そば」の幟も立っている。しかし、食堂の入り口が見つからないのだ。
仕方がないので温泉の受け付けで尋ねると、食堂は温泉の入浴客のための施設で、食事をするには入浴券を購入する必要があるということだ。

何ということ! 蕎麦を食べるために別途500円が必要だという。温泉に入るつもりはなかったので、「ゆりがね食堂」はあきらめることにする。温泉の係員の話では、「ゆりがね食堂」と「道の駅ばとう」の蕎麦は「霧ヶ岳そば道場」で作っているという。急遽目的地を「霧ヶ岳そば道場」に変更する。

「霧ヶ岳そば道場」は、前から気になっていた。名前がすごい。「ちょっとお蕎麦でも……」という雰囲気ではない。大声で「たのも〜う!」とでも言って訪ねるのだろうか……。なまじの覚悟ではダメな感じがして敬遠していたので、ちょうど良いチャンスだ。行ってみよう。

「ゆりがねの湯」から「霧ヶ岳そば道場」は近い。車なら、ほんのひと走りだ。12時10分頃到着した。大きな山小屋のような建物だ。ところが、駐車場には、車が一台もない。やっているのだろうか。中をのぞくと入り口の脇に男の人がタバコを吸って立っている。どうやら営業しているようだ。

店内は広い。その名の通り「道場」、体育館のようだ。その1/4位のスペースに事務机のようなイスとテーブルが置いてある。蕎麦を味わう以外のものは排除したまさに「そば道場」だ。





【メニー】
盛そば 600円、 大盛そば 900円、 鴨そば 800円、かけそば 700円

そのほか「おでん」「地酒」があるのみで、「天ぷらそば」はおろか「ざるそば」もない。質実剛健のメニューだ。迷わず「盛そば」を注文した。





麺    ○
そばつゆ ○
量    ○
値段   ◎
漬け物  ×

麺はコシがあっておいしい。ただ、残念なことにそばの香りがしない。時期的に新そばの直前ということがあるのだろうか。
量は少なめなので、若い人は大盛りでないと足りないだろう。
そばつゆは、甘くないのが良い。ただ、こちらも残念なことに、カツオ節の味がイマイチだ。
そして、キュウリの漬け物は思いっきりしょっぱい。そば湯が薄いのも残念だった。

ということで、よく言えば素朴、辛口に表現すれば大雑把な味わいであった。店全体も雑然としていて、ポスター類が無造作に貼ってあり、入り口脇には紙袋の荷物が吊してあるという具合だ。

開け放した窓からは虫が飛んでくる。そこで蕎麦を打っている。その野趣もまたご馳走ということなのだろうが、もう少し配慮や工夫があっても良いのではないだろうか。そば畑やバンガローを併設していて、素晴らしい自然がある。これを財産としてお金を取って提供するには、きめ細かい計算とさらに高いプレゼンテーションの技術が必要だと感じた。





なお、「ゆりがね食堂」は、「ゆりがねの湯」内部の施設ということなので、「お薦めそば処」のエントリから削除させていただきました(9月19日現在、獲得投票数はゼロでした)。

霧ヶ岳そば道場 馬頭町小口507 0287-92-5072 月曜定休(祝日の場合は翌日)





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