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投稿者: matsui 投稿日時: 2006-11-21 16:55:30 (517 ヒット)





講談社現代新書に「世界の村おこし・町づくり」という本がある。この本がなかなか面白い。10年以上前に書かれた本だが、少しも古くなっていない。それどころか、いままさにこの情報が役に立つ−−といっても良い内容だと思う。

たとえば、筆者はドイツのモーゼルにあるベルンカステルという人口7,000人の小さな村をたずねる。そこで、町の若い人を励ますための手作りの産業フェアを見る。小さなイベントから「地方に生きる若い人たちが将来に希望を失わないように、必死でがんばる行政の姿勢を見ることができた。これがまちづくりの出発点である。」と書いている。ワインでの村作りだけでなく、すでにこの村はリハビリ病院と老人ホームという、もうひとつの顔を持っている。このフェアでは、さらに将来に向けて、次の一手を探っているのだ。

イギリスのウェールズ地方にある13,000人の町では、「交通戦争のない安全な町が、町づくりの『種』である。道路を車道と歩道とに明確にわけ、子供を安心して学校に通学させる。大人も川辺を自由に散策できる。その道路網の整備と公園的な町づくりが、この町の企業誘致の仕掛けである。住みよい環境に誘われて若い能力のある人が集まり、産業が誘致でき、人口の増加をはかる過疎の町の最後の手段といえる。」と書いている。

このように、世界の町でおこなわれている「村おこし」や「町づくり」のさまざまな取り組みを伝えている。比較的規模の小さな町や村を取り上げているところがポイントだ。情報のすべてがそのまま役に立つというわけではないが、那珂川町でもすぐに応用できるヒントがたくさんある。

残念ながら、この書籍はすでに絶版になっている。しかし、幸運なことに、Amazonでユーズド品がたった1円で手に入る(別途送料が必要)。この筆者には申し訳ないが、絶版のおかげで良書が格安に手にはいるのだ。

→ Amazonで購入

「世界の村おこし・町づくり」講談社現代新書 渡辺明次(工学博士、関東学院大学建築学科教授) 600円 ユーズドは1円から


投稿者: matsui 投稿日時: 2006-8-20 9:54:50 (1249 ヒット)

2月に「小口梅平地区の住民からのメール」という記事を掲載しましたが、この記事は、その続編です。

8月13日に下記のような内容のメールを受け取りました。



-----------------------小口梅平の※※(本人の希望で匿名)さんからのメール

松井幹彦様

大変ご無沙汰しております。
小口梅平の※※です。

HPとブログはいつも拝見しています。

2月に掲載をお願いした際はありがとうございました。
あれから半年が経ちましたが、梅平では、以降、月1回程度のペースで、5回の説明会が開かれました。

その後の県とのやり取りの資料を、前回と同じようにブリーフケースに公開しました。
もしも、また、ご協力いただけるのでしたら、前回と同じように公開窓口として紹介していただけると、梅平として大変助かりますのでご検討よろしくお願い致します。

必要でしたら、以下文書をお使い下さい。

****ここから**********************************

那珂川町小口梅平地区の住民です。

報道などでご承知の通り、梅平地区では、最終処分場の搬入路建設見直しを2月に県に要望し、それ以降、県による説明会(話し合い)が5回行われました。

那珂川町発展計画のHPでは2006年2月21日に、「梅平からのご報告」という処分場搬入道路に関するレポートを掲載していただきましたが、それ以降の県と梅平とのやり取りは、新聞報道以外に公開されず、現在どうなっているか関心のある方も多いかと思います。

梅平としては、県との話し合いを密室化させないために、広報や県のHPへの議事録の公開などを求めましたが、実現していません。
しかし、近隣地域では、梅平との話し合いに関心がある方々も多い様なので、梅平以外の町民が傍聴できるよう強く要望したところ、第4回から実現し、第4回で4人、第5回で14人の傍聴者が参加しました。

ここで、那珂川町の皆様に、梅平地区の行動をご理解していただくと共に、この問題を自らの頭で考え判断するきっかけにしていただく為に、これまでの県や町とのやり取りをまとめた資料を公開いたしますのでご覧下さい。
なお、このサイトは、次回の説明会の傍聴参加申し込み窓口ではありませんので、ご関心のある方は、直接、お知り合いの梅平地区の住民にご相談ください。

私たちの活動では、「梅平地区にだけは搬入道路は通して欲しくない」と言う地域エゴではなく、民主的で健全な行政の活動を求めることと、住民自らの問題を自分の頭で考え判断する為にも「ガラス張りの情報公開」が必要と考えています。
それが、未来の子孫に負の遺産を残さずに、住民主体の住みやすい街づくりにつながると考えています。

公開資料
> http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/koguchiumedaira/lst?&.dir=/119c&.src=bc&.view=l

****ここまで**********************************

以下は、私(管理人注:小口梅平の住人)の私見も交えた、もう少し詳しい報告です。

■私たちは当初から、搬入道路が梅平でなければならない理由を知るために、合理的な根拠や検討した経緯などを求め、それを引き出すための準備を行い、何時間も話し合いを行いましたが、県からの説明は、毎回、抽象的で容認できませんでした。
しかし前回の説明会で、当然あるであろう、検討過程の具体的資料などの公開を求めたところ、「利害関係があるので見せられない」とか、「未成熟な情報は開示請求されても見せられない」とか言い始めたのです。
つまり、県はこちらが何を欲しいか当初から知っていたにもかかわらず、核心には触れずに話をはぐらかし続けたのです。
これが、「最終処分場の4つのコンセプト」のひとつに謳われている「地域との情報の共有(・・・積極的に情報を公開する地域に開かれた処分場・・・)」の実態なのかと思うと本当に不安を感じます。

■処分場を作る理由になっている「北沢の不法投棄」現場は梅平のすぐ近くなので、早急な応急処置などを求めてきました。そこで、県にいろいろな質問をしたり、いろいろな資料を調べてみると、どうも、「全量撤去」しなければならないほど、ひどい汚染状況でなないのでなないかと考えるようになりました。町の広報で、「北沢不法投棄解決のために」という住民説明資料が掲載されていますが、あれはあくまでも県が作成した資料そのままで、事業を行いたい県に都合の良い事しか書かれていません。
事実、旧馬頭町民には周知の通り、平成15年の「北沢地区不法投棄物適正処理検討委員会」で専門家や住民も含めた20人の委員が8回(合計約34時間)も議論を重ねた結果、「不法投棄物は現状のままとする」案と「不法投棄物は最終処分場で処理する」案に意見が分かれましたが、委員の数としては前者9名に対して後者8名と、必ずしも、後者の案が大多数を占めた訳ではありませんでした。
(しかしその後、町長を中心とした役場では「処分場建設による処理」を決定してしまい、今に至っています。)
http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp/gyousei/taisaku/taisaku.htm

お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

前回の個人情報に関する御配慮、ありがとうございます。
今回も、個人が特定できる内容についてはお控えいただけるようお願い致します。

-----------------------(ここまで)小口梅平の※※さんからのメール



このメールに対して、私から下記のような返信をしました。上記メールの送信者の希望通りに指定の記事を掲載する気にはなれなかったからです。

というのは、前回にも書いたことですが、発言をするのなら匿名ではなくきちんと身分を明かして主張しましょうというのが筆者のスタンスだからです。
とくに廃棄物処分場問題のように政治的に微妙なテーマについては、責任を持って発言することが必要でしょう。流言飛語に惑わされないためにも、また流言飛語を作り出さないためにも、確実で正確な情報を掲載したいと思っています。
ただし、どうしても名前を表に出したくないということがあるかもしれません。次善の策として、前後のいきさつなどを含めて提示することによって、読者が自分の頭で考え、判断することができます。

実は、もうひとつ重要な理由があります。下記のメールにも書いたのですが、後半の個人的な主張にこそ価値があると思ったからです。私としては、こちらの方をむしろ記事として取り上げたかったのです(なおこの部分に関して私と小口梅平の※※さんとのあいだに何度かのメールのやりとりがありました。その経過も掲載したかったのですが、了承がとれませんでしたので、筆者のブログの方で概要のみ報告します(→ 管理人のブログ)。そちらも、ぜひご覧ください)



-----------------------松井幹彦からの返信

※※さま

こんにちは、松井幹彦です。
メールありがとうございます。

さっそく掲載したいと思いますが、前回とおなじようにメールの本文を含めて(ただし名前の部分は伏せて)の掲載ではいかがでしょうか。というのも、後半の「※※さんの意見」や「詳しい報告(検討委員会のことなど)」の方が価値があるように思えるからです(臨場感もあるので、読んだ人も興味を持ち、説得力も増すと思います)。
あと、PDFが3つありますが、「その2」と「その3」はファイルサイズが大きすぎるように思えます。内容からいくともっとサイズを縮小できると思いますが、パスワードが設定してあり私の方では編集(サイズの変更)できません。(このファイルサイズではブロードバンドでもだいぶ待たされると思います。)

以上の2点につき、ご検討いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

-----------------------(ここまで)松井幹彦からの返信



上記のやりとりの結果、最終的にこのような内容の公開となりました。
PDFに関しては、サイズを縮小したものが用意されましたので、下記に収録しておきます。

→ 公開資料(PDFファイル:約1.6MB)


また、このメールのやりとりの中にある「北沢地区不法投棄物適正処理検討委員会」(平成15年)の議事録(全8回)と町長への答申も収録しておきます。答申の内容は次のようになっています。





-----------------------答申書(要約)

● 意見書1(結論)

北沢地区の不法投棄物は、現状のまま安定化を図ること。
そのためには、県営備中沢産業廃棄物最終処分場の建設要請は白紙撤回すること。

 …… 支持者9名

● 意見書2(結論)

北沢地区不法投棄物処理は県営備中沢最終処分場により処分すること。
そのためには、応急対策は即急に実施すること。

 …… 支持者7名

● 意見書3(下記の条件以外は意見書2と同じ)

(条件)
最終処分場設置場所の選定に際しては、栃木県全体の問題として県等の専門委員会で検討する必要があり、環境共生型最終処分場のあり方を含めて、慎重に検討することを強く希望します。

 …… 支持者1名

-----------------------答申書の要約はここまで



議事録と答申書のPDF
→ 第1回議事録(15ページ:84KB)
→ 第2回議事録(39ページ:486KB)
→ 第3回議事録(37ページ:265KB)
→ 第4回議事録(33ページ:222KB)
→ 第5回議事録(37ページ:467KB)
→ 第6回議事録(44ページ:512KB)
→ 第7回議事録(70ページ:718KB)
→ 第8回議事録(154ページ:約1.4MB)
→ 答申書(18ページ:389KB)

(松井幹彦の注釈)
議事録は非常に興味深い内容です。とくに最終回(長いです!)の白熱した討論は一読の価値があります。町の将来も含めて環境行政のあり方を真剣に模索していて、委員の方の努力には頭が下がります。もう一度この答申を見直し、この答申の内容を尊重することが必要だと思います。



投稿者: matsui 投稿日時: 2006-6-18 10:26:48 (541 ヒット)





ひとことで言うと、ITを使った「まちおこし」コンテストだ。公募から選抜された5チームが式根島の「島おこし」のアイデアを発表し、島民を中心とした審査員が優勝チームを決定する。「島おこし」の予算は100万円。この金額で、どのようなことができるのか、非常に興味がある。
これは、ITを駆使したリゾートのプロデュースだから、ケーブルテレビ高度化を目指す那珂川町にとっても参考になるのではないだろうか。ITを活用することで、予算の100万円が何倍にも活きるというアイデアを、(=良い意味で=)盗もうではないか。
なお、Microsoft TechNetでは、優勝予想の投票を受け付けている(27日まで)。

MYCOMジャーナル 4月25日の報道

Microsoft TechNet 「式根島リゾート」プロデュース


投稿者: matsui 投稿日時: 2006-5-28 10:36:57 (891 ヒット)

9月に予定されている自民党総裁選挙、安倍・福田の森派候補同士の一騎打ちになりそうな勢いだ。そのほかの候補として、麻生や谷垣の名も挙げられている。
ところで、報道機関はほとんど取り上げないが、河野太郎も立候補を表明している。自称「五番目の自民党総裁候補」だそうだ。報道機関が取り上げないのは、20人の推薦人を確保できないだろうという読みだろう。泡沫としての扱いなのかもしれないが、その主張にはなかなか面白いものがある。
とくに「ふるさと税」構想は高く評価したい。以下の記事は、河野太郎の運営するメールマガジン「ごまめの歯ぎしり 06年5月25日号」からの引用だ。転載や再配布の条件として「当レポートに掲載された記事は、全文を掲載する場合に限り転載・再配布できます。」となっているので、少し長いが全文を掲載する。

なお、前半は年金改革の件について述べているが、河野太郎の総裁立候補の第一の公約は「年金制度を改革」だ。




      ごまめの歯ぎしり メールマガジン版
  河野太郎の副大臣日記
===========================================================
社会保険庁が組織ぐるみで嘘をついて徴収率を引き上げなければな
らないような状況にまでなって、まだ保険料で国民年金をやる意味
があるのだろうか。厚労省の社会保険庁を温存したいという思いだ
けではないのか。
基礎年金は最低限の保証であるのだから、財源に納める、納めない
という選択があってはおかしい。必ず徴収される税でまかなうのが
正しいのではないか。

派閥の会合がどうだったとか、誰がどういうコメントを言ったとい
う次元での総裁選挙報道が未だに幅をきかせている。
自民党の総裁が総理になるのだから、興味本位で総裁選挙の報道を
してもらっては困る。
イギリスのエコノミスト誌ですら、河野太郎が政策で総裁選挙を戦
うということを評価してくれている。(ただしTaro Konoを間違え
てTara Konoとつづっている。誰だそれは!)

最大のテーマは年金改革であると思うし、しばらくは年金改革を中
心に訴えていくが、教育改革も同様に大切なテーマだ。
私は教育改革を実現するためには徹底的に分権するしかないと思っ
ている。
市町村の教育委員会に権限と財源を集中させ、カリキュラムと教員
の待遇、採用などの権限を市町村に与えるべきだ。国庫から都道府
県を飛ばして市町村に必要な財源は一括して、ヒモを付けずに渡す
べきだ。文部省は、全国的な学力テストを実施して各市町村の取り
組みを学力面でチェックすることと離島などの特別な地域での教員
の人件費を負担することだけやればよい。
学力を伸ばし、教育に多様性をもたらすためには権限と財源を持っ
た市町村、そしてそれぞれの学校が競争することが必要だ。

さらに現在は現住所に全て納める住民税の一部を、「ふるさと税」
として自分が義務教育を受けた市町村に納めるという仕組みを取り
入れるべきだ。
この「ふるさと税」を導入することにより、市町村は地元で義務教
育を受けた人間が成功すればその配当が住民税の一部として将来還
付されることになる。義務教育に市町村が力を入れるインセンティ
ブになる。(ふるさと税のアイデア元は佐藤ゆかり代議士である)

米軍基地のある自治体に、「英語で教える小中学校」を創るという
作業を外務省と一緒にやってきた。
小泉総理にも非常に強く後押しして頂いている。
せっかく米軍があるのだから、地元の子供と米軍の子供が一緒に英
語で学び、日本語と日本の歴史は日本語で学び柔道や剣道といった
武道も習うような学校を基地のある自治体に創ろうということで外
務省から米軍にも働きかけてもらっている。
総理だけでなく官房長官や中馬行革大臣、小坂文部大臣にも後押し
を頂いているが、文部省の役人だけは外務省からの働きかけを無視
しているようだ。
教育の複線化、多様化は今後絶対に必要だ。それを邪魔するような
文部省ならば、要らない。

-----------------------引用ここまで

河野太郎のホームページ
http://www.taro.org/


投稿者: matsui 投稿日時: 2006-5-2 4:13:33 (525 ヒット)

意外と知らない那珂川町の財政規模、4月号の広報からの転載です。
ちなみに、自主財源の割合=38.5%は、県で2番目にわるい数値です。
参考のために人口規模も載せておきましょう(こちらも広報4月号からの転載です)。

那珂川町の財政規模(クリックで拡大します)




那珂川町の人口規模



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コメント---------------------------------

高校の時に図書館で見た馬頭町の人口は確か14000人ぐらいでした。20数年で3分の1近く減少してるんですね…。
ゴールデンウィークに馬頭の実家に帰った時、数年前に発行された馬頭町の記念誌が書棚にあるのを見つけて読んでみました。
観光客の入来者数が正月とお盆に集中しているのを見て笑ってしまいましたが、遊びに行ったたけのこ祭りの分所で若衆の人が「他所に行った友達とかが祭りの時に戻ってくるように呼びかけたらどうだろう」と話しているのを聞いて、地元を盛り上げる発想の余地はまだまだありそうだと思いました。
それに加えて、美術館その他の文化施設と自然を活かした観光経済に期待したいものです。

from 京都


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